road to 4BLD sub90 part 1
前書いた記事で2:30目指しましたが、意外とあっさり達成してしまいました。PBの時の記憶が1分ほどでしたが、正直驚いています。自分がこんなに速く記憶できるとは全く思いませんでした。本題に入りますが、今回新たにsub90を目指して行きます。sub2:00でもよかったのですが、既に2:10がでてますので、もう少し高い目標を設定します。この記事では、sub90になるための練習について書きます。
目次
- sub90の時間ペース
- 分析
- 記憶
- 実行
- 最後に
sub90のペース
sub2:30は記憶と実行が1:00~1:30でした。sub90おそらく記憶40秒実行50秒ほどになります。記憶はセンターを約10秒で短期記憶でやるので、残りの約32文字を30秒で覚えることになります。3BLDのペースと比べれば意外と余裕があるように感じます。
分析
分析は量です。やればやるほど速くなります。そして、速ければ速いほど量がこなせます。私は、分析は早い段階で練習するべきだと思います。分析が遅いと記憶に支障が出ますし、分析が速くなってタイムが速くなれば、それだけ量をこなせます。センターを音記憶するので、分析の速さは成功率に直結しますし、それが練習の快適さに繋がります。
練習ではキューブを崩し、分析だけやります。できるだけ速く分析するように意識します。たまにメトロノームを使って、分析に時間がかかってる箇所を探し、重点的に練習します。
記憶
BLDの記憶は主にビジュアル、音、イメージに分けられます。
ビジュアル記憶は、使える場面がかなり限られます。4BLDで使うとしたらセンターの最初か最後、または両方です。うまく使えば音記憶よりも4文字も多く短期記憶ができるのがビジュアル記憶です。実際ビジュアルと音を併用して3BLDのエッジ(約12文字)を覚える人が多くいます。私はaudio pairを使って音記憶の量を増やし、ビジュアルと併用してセンターを記憶します。
音記憶は、覚えようとするとかえって覚えられません。頭を空っぽにします。あと、リズムも大事です。これは人によって最適なリズムが異なります。私は8音覚える時に4/4に分けるか、4/3/1に分けます。それを適切なスピードで声に出して、忘れる前に実行に入れれば基本上手く行きます。これはレベルの高い分析あってのものです。考えなくても分析できることで初めて空っぽの頭で記憶できます。記憶と分析は完全に別のものとして考えることはできません。
イメージ記憶は4BLDの記憶の大部分に使われる記憶法です。したがって、最もタイムを左右します。記憶量が多いときは場所法を使います。メモリースポーツで特に使われています。私は2文字1イメージの1プレイス4イメージで記憶しています。PAOO法は使っていません。BLDでやろうとすると各レターペアに3イメージ、合計1518イメージ用意することになりますが、私のような"人間"には難しいです。
1つのレターペアに複数のイメージを割り当てる努力はしています。必ずしも全てのレターペアがそうである必要はないかもしれません。速くなれば真相がわかることでしょう。
練習は、実際のソルブと数字記憶で行います。トランプ記憶でもいいのですが、数字記憶の方が興味があります。メモリースポーツ的にはPAOOとかでなければ1プレイス2イメージが適切かもしれませんが、とりあえず今はBLDと同じように1プレイス4イメージでやります。
実際のソルブはDNFでメンタルが傷ついたり、時間がなかったりキューブを回す音が出せない場面があったりするので効率的に場所法を練習できる方法を選びます。実行と関連しますが、通しのソルブをやらない事で最適化出来てない手順を定着させずに、最適な手順を練習しやすくなるように感じます。
実行
文字列やレターペアから瞬時に最適な手順を想起し、速く正確に回す、これが90%だと思います。5%はフローティングやCOなどの発展的な手順で、残りの5%は手順間のキャンセルやキューブの性能、分析したものを捉え直し、最適な解を見つけることなどであるように思います。また、分析の段階で実行が速くなるように仕向けることもあります。例えば、コーナーパリティの位置によってウィングの交換分析の位置を変えることがあります。
私はまだウィング手順を最適化できて無いので、優先的にやります。
最後に
4BLDの練習を分析・記憶・実行に分けて書きましたが、この3要素は互いに関連していますので、全てをまとめていつか4BLDの実際のソルブについても記事を書きたいです。
上に書いた練習を全てやれば来月の大会でsub90も夢ではないでしょう。しかし現実は非情なことに私に練習時間をあまりくれません。できる所までやります。