4BLDについて思うこと

4BLDといって4×4×4を記憶してから目隠しで揃える種目があるのですが、これから練習していくにあたって今思ってることを書いていきます。

内容

  • トップレベルでさえタイムの差が大きい
  • センターファーストがやや有利
  • はやくなる方法
  • 目標

トップレベルでさえタイムの差が大きい

BLD Buffers - Google スプレッドシート

ここでは上位勢のタイムとバッファが見れるのですが、1~5位までのタイムの差に注目して欲しいです。3BLDでは差は大きくても0.5秒ほど、ソルブに占める割合は30~40分の1です。対して4BLDでは1~3位がそれぞれ16秒、19秒の差で、割合はソルブ全体の4~5分の1です。このことから3BLDと比較して4BLDはトップレベルでの差が大きいといえます。

おそらく、4BLDは開拓されきっていないのだと思います。

センターファーストがやや有利

4BLDでコーナーを最後に覚えて最初に解く人が多いですが、センターを音記憶で覚えて、すぐに実行すると次の利点があると思います。

  • センターを場所法で記憶しなくてよいので、難しいセンターの分析に集中できる

センターの分析が難しいのは言うまでもないのですが、場所法で記憶しながらなのか音記憶しながらなのかで分析のやりやすさは変わってくると思います。

これは足記憶とかでどうにでもなるのですが、パリティを忘れにくいです。コーナーファーストではコーナーを解いてから、センターとウィングエッジを解いて最後にコーナーパリティをときますが、センターファーストだと、コーナーを解いてからパリティを解くまでにウィングエッジしか解きません。

コーナーファーストだとセンターを解く時間だけ長くパリティの有無を覚える必要があります。

コーナーファーストではコーナーパリティがあるとき最後に2e2c手順を回してからPLLパリティを回す必要があります。一方センターファーストではウィングエッジの分析の前にコーナーパリティの有無がわかるので、交換分析ができます。すると、最後にPLLパリティを回す必要がなくなります。

  • 短期記憶で覚える量が増える

余程記憶術を極めたひとでなければ、場所法より音記憶のほうが楽だと思います。センターを音記憶できれば、8~10文字多く音記憶で覚えられ、かわりに場所法で覚える量が減ります。

 

以上から、センターファーストは有利です。ただし、これらでは5秒ほどしか変わらないので今の4BLDではあまり大きくないです。

はやくなる方法

ここでははやくなる方法を個人的に考察します。

まずは分析、記憶、実行にわけます。分析は練習あるのみでしょう。あとはコーナーの透視とか指押さえとかセンターの優先順位を作るくらいだと思います。

記憶

まずはレターペアを考えたり、改善したりして、覚える準備をします。エッジやコーナーだけ覚えて解くのでは実際より記憶に残す時間が短いので、メモリースポーツや通しでの練習が効果的だと思います。

できるならaudio pairを作ってセンターを音記憶できるようにしたいです。

実行

4BLDはスライスムーブを使うので小さいキューブは回しにくいです。Moyu のキューブがいいと思います。

3styleで解くので、新たにセンターとウィングエッジの手順を覚えます。最適な手順を正しい回し方で考えなくても回せるくらいに身につけることを目標とします。必要に応じてウィングエッジのパリティも覚えます。

記憶とも関わってくるのですが、常に次の手順を思い出しながら止まらずに回すのが理想です。

 

これにどれほど時間がかかるでしょうか。3styleの習得は、3BLDの手順に似たものが多いので半年もあればできると思います。同時並行かこれより早い段階で記憶の練習をするといいと思います。実際に揃える過程で覚えた手順を使えると手順が定着しやすいです。

上記を全てやると、おそらくいくら早くても1年はかかると思います。現実的には2~5年くらいでしょうか。(そもそも終わり自体ないので何をもって「全てやった」とするのかはっきりしません)

 

目標

最終的には自分の限界に挑みたいです。何位であろうと限界でなければ速くなる努力はするつもりですし、限界であれば他の種目を始めると思います。自分の限界はまだ想像がつきません。今年は3style移行します。