COの挟み込みについて
BLDやってて、COをはやく揃えられないかな、そう思ったことはありませんか?そんな時に「挟み込み」というものが活躍します。
目次
- 挟み込みとは
- 具体例・やり方
- 実例
- 最後に
ここで近況報告
部活とかでわりと忙しくなったのですが、スケジュールに慣れてきて、時間を作れるようになりました。ちょっとずつキューブを再開するつもりです。記事も増えるでしょう。
本題
挟み込みとは
コーナーにおいて最後の2つのターゲットとCOがあるとき、そのターゲットの間にCOの2ステッカーを挟み込んで、3style1回+COのかわりに3style2回で解くことです。(M2OPではあまり活躍しません。)COは16手くらいかかるのに対し、3styleは10手ほどなので単純計算で6手ほど得します。
具体例・やり方
まずCOの表記をつぎのようにします。「A→B」のとき同じパーツのステッカーAがステッカーBの向きに回ると揃う状態とします。
例)BUR→UBR UBRピースが反時計回り
最後の2つのターゲットを前から順にa,bとして、bの向き(U面D面orそこから時計回りor反時計回り)とCOの向きで分類します。
1.bの向きがUD面のとき
a→COピースのUD面→その側面のうち、UD色がなかったほう→bの側面(最後の 2つの向きが同じ)
2.bの向きが側面のとき
- bとCOの向きが同じなら
b→COのUD色→COピースのUD面→aピー スのUD面
- bとCOの向きが違うとき
a→COピースの側面のうち、UD色が無い 方→COピースのUD色があった方→bの側 面のうち、1つ前のターゲットと同じ向 きのもの
具体例
基準面スクランブルで
L F' R' F' R F' L' B U2 B L2 F' L2 B2
UFRバッファで説明します。
UFR→)UFL→RDB→LUF→UBRまでやったとき、最後のターゲットとCOの向きが違う側面になってます。この場合は次のように回してください。
UFR→)RDF→BUL→LUB→BUR
このとき普通に手順を回してからCOを別に処理すると15+16=31手(使う手順によって前後する)かかるところを
9+8=17手、今回はキャンセルもあって16手で揃えられました。こんなに上手くいくとは稀ですが、手数を減らすことができます。
実例
COの挟み込みは今のWRでも使われました。(Tommy による15.27秒)
最後のターゲットはBUL→DBRでCOはRUB→UBRでした。彼はBUL→RUB→UBR→RDBとしました。この記事で書いたやり方とは違いますが、COの挟み込みは優秀なCO処理と言えます。
最後に
かなり難しくなりましたが、読んでいただきありがとうございます。ここで紹介したやり方は比較的簡単なかわりに柔軟性がなく、最適ではありません。これをそのままでもアレンジしてでも使って頂けると嬉しいです。いいBLDライフを送りましょう。
元文化部がガチ運動部に入った結果(1年目10月)
今年の4月に入学してから半年が経とうとしています。1つの節目として振り返ってみたいと思います。
目次
- 中学校でのこと
- 運動部に入ったきっかけ
- これまでの練習
- これからのこと
中学校でのこと
中学校では、運動部を避けて好きな事をやりたいと思って囲碁将棋部に入りました。運動部は忙しいと聞きました。当時は家でゲームがしたかったのと、魅力的な運動部が無かったのが理由です。
もちろん運動は殆どしませんでした。体力はほぼ全ての項目で平均以下でした。
運動部に入ったきっかけ
中学校生活が流れるように過ぎ、情熱も無いまま高校に入学。当時はルービックキューブの部活を作りたいなぁとぼんやり思っていました。しかしそれもせずに部活の体験に行って、最終的に候補に残ったのは吹奏楽部と英語部。
さて、部活体験最後の日。吹奏楽部が早く終わって帰ろうとしていた時の事です。なんと昇降口を出るとそこにはボート部の先輩が待っていました。そして言われるがままにボート部の体験に行き、ボートに乗せて貰いました。
わずか数十分の間に気持ちが揺らいでしまいました。その時の自分には吹奏楽部かボート部か、この2つの選択肢だけがありました。次の日、部活を決めなければいけない日、クラスメイトにこの迷いを相談すると、彼はボート部に強く誘ってきました。
こうして運動部経験0の人があろうことか運動部に入ることになりました。
これまでの練習
入部してすぐに練習が始まり、6月までは走ったり、筋トレをしたりの繰り返し。仲間ができ、切磋琢磨したり、とんでもなくパワーのある人がいたり、けれどその多くが運動部経験者でした。文化部から来たのはごく少数でした。
夏になり、ボートに乗って練習するようになって、もともとの体力の差がはっきりと現れました。フォームの習得も、パワーも、持久力も何もかも彼らには及びません。それでも頑張って練習して確実に力をつけて暑い夏があっという間に終わりました。
そして新人戦の時がきました。コロナ禍で例年ほど練習が出来なかったこともあり、フォームが仕上がらず、さらに相手も2年生ばかり。誰が勝てようか。自分が乗ったのは4人で漕ぐ船でした。その中で僕は最弱。本番では誰よりもはやくバテてフォームが崩れて、オールが水に持っていかれました。
そもそも相手が強かったので負けがほぼ確定していたので、負けた悔しさは大してありませんでした。ただ仲間に迷惑がかかったことだけが頭にありました。仲間は「まぁ、どうせ負けてたんだし、気にしなくてもいいよ」と言ってはくれたのですが、このままではいけないと思いました。せめて彼らと同じくらい、ついていけるくらいの能力があれば…
これからのこと
夏も大会も過ぎて船に乗っての練習はしばらく無くなりました。厳しい「冬トレ」が始まります。先輩はこのとき特に力がついたと聞いています。走ったり、筋トレをしたりするのですがキツさが春とは違うようです。そしてこの冬目標ができました。
誰よりも強くなってやる
さすがに1番にはなれないかもしれませんし、1年男子のなかでではあるのですが、この目標を意識して一回一回を大切に練習するつもりです。果たしてどうしたら彼らを超えることが出来るのでしょうか。
※この文章は日記でもあり、作文の練習でもあります。内容を正確に伝えられたかが気になります。
Road to sub15 BLD single part2
それは突然のことだった。テスト前の魔法により、とてつもない記録がうまれてしまったのである。
https://twitter.com/Ma29K/status/1395727637398515717?s=19
sub15ではない。だがsubWRである。この競技をメインでやっている者として、これほどの栄光があるだろうか。
B' L' U2 F2 R D2 R' B2 D2 L D2 F2 L B R' U F' L' B' D2 L2 Rw' Uw'
これがスクランブル、つまり呪文である(?)
コーナー3手順、エッジ4手順そしてそのほとんどが回しやすい単純な手順であった。
そんなこんなで非公式ながらもsubWRしました。タイマーをスタートさせた瞬間にこれがPBになるとわかりました。コーナーの記憶はかなりハイペースでした。まさかこれほどの記録が出るとは…
正直もっと速くできたはずです。引っ掛かりがありました。とはいえとても嬉しいです。
さて、いつかsub15するにあたってですが、その頃にはコーナーもエッジも分析と同時に覚えられるようになると思います。twitterから知恵をかき集めれば方法が見つかりそうです。BLDerと話したい…
M2-M2法について
今日、M法という解法が紹介され、界隈が賑わいました。しかし、M法にも少しデメリットがあると感じたので既存の解法をアレンジして紹介したいと思います。
目次
- 概要
- やり方
- 手順
- example solve
1.概要
M法のデメリットとして感じるのが、M列手順が複雑ということです。M列手順は、コミュテーターをもとに作ってあります。しかしM法の前提として、コミュテーター手順を習得することは難しいというものがあるはずです。(コミュテーターが大丈夫なら、orozcoでいいことになる。)
そこで、M列手順を少し簡単に処理できる解法を考えてみました。
これはM2法のアレンジで、UFバッファで無理やりM2法をやるものです。M列手順が単純になることがどれ程のメリットになるのかはわかりません。皆さんの意見をもらいたいです。
やり方
1.実行の最初にM2を回す
2.ターゲットをUFにセットアップしてM2その後逆セットアップ
3.実行の最後にM2
(4.パリティ)
この解法の最大の特徴が最初と最後のM2です。M2を2回やるので、M2法より少し遅いです。
手順
※UFバッファでやることを想定しました。FUバッファの方は適宜読み替えてください。m(_ _)m
(例UR→RU)
基本手順のあとに特殊手順(M列手順)を書きます。
必ずM2を回した状態でやってください。
基本手順はUFへのセットアップだけ書きます。
[U' R U]とあったら、
[U' R U M2 U' R' U]と回してください。
UL [L' U L U']
BL [U L U']
DL [U L2 U']
FL [U L' U']
UR [R U' R' U]
BR [U R' U']
DR [U' R2 U]
FR [U' R U]
LU [x U' L U]
LB [x U' L2 U]
LD [x U' L' U]
LF [Uw L Uw']または[x R U R U']
RU [x U R' U']
RB [x U L2 U']
RD [x U R U']
RF [Uw' R' Uw]または[x R U R' U']
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~次からは全てM2せずにそのまま回してください。
BD [ (M' U' M' U' M' U' M' U' ) M (U' M' U' M' U' M' U' )
DB [M2]
- 特殊手順
偶数文字目では手順が逆になります。
UB [M' U2 M' U2]⇔DF [U2 M U2 M]
FD [U x' (R U R' E R U' R' E') x U' ]
↑
↓かっこの中を変えます。
BU [U x' (E R U R' E' R U' R') x U']
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
BUとFDを含む2文字は楽に処理できます。
2文字の内、BUとFD以外のセットアップと位置をa と置きます。逆セットアップをa'と置きます。
(例えばBU ULの手順でULとそのセットアップの[L' U L U']がaになる。)
BU a [M2 a M a' M]
例)BU BR[M2 (U R' U') M (U R U') M]
a BU [M' a M' a' M2]
FD a [M2 a M' a' M']
a FD [M a M a' M2]
パリティは、最後のM2の前にURの手順を回してください。それからM2です。最後の1文字にURを追加する感じです。
example solve
- scramble:M' U M U'
(UF)>FD>UR>LU>BU
FD URもLU BUも一気にやります。
solution:
M2
M2 (R U' R' U) M' (U' R U R') M'
M' (x U' L U x')M' (x U' L' U x')M2
M2
2.
scramble:U' S R2 S' R2 U
>DR>UB
UBが偶数文字目です。なので逆の手順をまわします。
solution:
M2
U' R2 U M U' R2 U
M2
BLDerの「寝言」
少し前の記事で眠るという表現をしたので寝言とタイトルに入れます。
あれもこれも上手くいっていない感じがする。もうaudio pairとか他の人からパクればいいのではと思い始めてる。ただ、日本語ベースで完成させたい。今回はそれについて書く。
とりあえず、これがうまくいったら音記憶が格段に早く、安定してできるはず。Stanleyは4BLDのセンターを音記憶で覚えてるそうだ。また、過去のtwitch配信でGrahamも3BLDのエッジにaudio pairを用いていると言っていた。これを読んだ方も挑戦して欲しい。
疑問がある。エッジを覚えてからフローティングバッファを使うことを決めた場合、文字列の最初と最後を消して実行する。(あい うえ おあ→いう えお)このときレターペアで覚えたときこの変換が難しいのではないか。一部の人は文字にしてから変換するのだろうか?それともステッカー(位置)を思い浮かべてから変換するのか?後者ならレターペアをランダムに決めてもできそう。むしろ後者を実現する練習をするべきだろうか?これについて情報が欲しい。
そうであればステッカーごとに要素を割り振る必要はなく、手順(ステッカー2つ)に直接単語を割り振ればよい。
次に単語の長さについて、どこまで許容できるかはっきりしない。今のところ、1音節またはそれと同じように発音できる単語にしている。1秒で2単語分記憶できればじゅうぶんな気がする。
みんなのアイディアを集めればわりとできそう。
おやすみっ!!
キューバーとしての活動を続けることが、難しくなりました。
簡単に理由をいうと、高校入ったからです。
細かく言うと、
- 勉強時間の増加
- 通学時間の増加
- 部活
ひとつずつ考えます。
自分が入ったのが、いわゆる自称進学校と呼ばれるか呼ばれないかくらいの学校なので、必然的に課題を含む勉強時間が増えます。
通学時間ですが、家から学校まで片道で一時間ほどかかります。去年までとは訳が違います。
部活についてです。これが一番の不安です。一言でいうと、とても忙しくなります。 ここからは、入部までの経緯を説明します。
もともと、忙しい部活に入る気はなかったです。ですが、いくつかの部活から勧誘を受けて見学したところ、吹奏楽部とボート部で迷いました。入部届を出す直前でボート部に決めました。クラスメイトからの誘いとかも理由の一つです。理由を並べると、
- 楽しそう
- いい経験になりそう
- 筋肉つきそう
これらが大きいです。他にも理由はありますが、ここではこの三つだけにしておきます。それ相応の覚悟をもって励みたいと思っています。
休止について
今回キューブを休止することになりましたが、またいつか戻って来るつもりです。
自分は過去に何回もキューブをやめたり再開したりしてきました。結局はキューブがやりたくなるのです。なので、どうせ今回も戻って来るでしょう。やめるわけではありません。それに、本当にキューブ出来なくなるのかはまだ検証できていないので、ちょっとずつ続けるかも知れません。またいつか。たぶん3年後くらいになります。一応、twitterはやるのでキューブ界隈から完全に離れることはないと思います。大会で会いましょう。
おやすみ。